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薬剤師が転職で年収をアップさせるには? part3

労働基準法

2014.3.25(tue)

メインイメージ 前回の続き

3.社会保険に加入すると高い

前述の通り130万円以上(通勤手当含む)の収入がある場合、世帯主の社会保険の扶養の枠を超えてしまう為、会社の社会保険に加入するか、ご自身で国民健康保険・国民年金に加入しなければなりません。
会社の社会保険に加入するには『1ヶ月の労働日数が正社員のおおむね3/4以上で、1日または1週間の労働時間が正社員のおおむね3/4以上であること』という条件があります。
会社により労働時間の規定は違いますが、だいたい週30時間以上の勤務が見込める場合は会社の社会保険に加入が出来ます。(法律で決まっていることですから、加入出来ない会社はブラック企業の可能性があります。)社会保険料率は自治体により変わりますが、40歳未満の場合で給料の22%位を会社と折半して支払います。給料の11%掛かるのは高いと感じるかもしれません。しかし、将来受け取る年金が増えるとイメージしてみて下さい。さらに、会社が半額負担してくれているのです。週25時間くらいの勤務であれば会社に社会保険への加入を交渉してみるか、時間をもう少し増やす事が出来るなら増やした方が将来貰える年金も増えますし、何より保険料が安くなる可能性もあります。下記に同条件で、会社の社会保険に加入した場合と国民健康保険・年金に加入した場合で保険料のシミュレーションをしてみましたので、参考にして頂ければと思います。

週30時間勤務で時給2,000円の勤務(社会保険)
26万円(月収)に対し2万8600円(月額)が社会保険料になります。

週30時間勤務で時給2,000円の勤務(国民健康保険+国民年金)
312万(年収)に対し17万4,830円(年額)が国民健康保険料
平成26年度の国民年金保険料は1万5,250円(月額)ですから足すと月額29,819円となります。

では、労働時間を増やし年収を増やしても損をする場合はどういう時か?
今までお話させて頂いたように、所得税・住民税・国民健康保険を考えると130万~160万の間の年収の場合は年収の増加額よりも税金・保険の負担額の増加の方が高く損をしてしまいます。国民健康保険と年金は最低でも年額25万以上になりますし、世帯主の方の税負担額を考えると手取りの世帯年収は減ってしまいます。


以上の様に総合的に扶養控除内での勤務が得なのかを私なりに検討してみたところ
実家が近くでお子さんを両親に預けることが可能な場合は、扶養内で働いても効率良く世帯の年収を増やせます。しかし、その状況以外であれば(保育園料が高いので)扶養の枠を超えて働いた方が得な気がします。働けば働くほど世帯の年収は増えていきます。唯一の例外である130~160万円の損をしてしまうゾーンですが、1日4時間以上、週4日以上勤務すれば時給2,000円で166万円を超えます。(認可・認証保育園の入園資格とピッタリ合致しますね)これは『薬剤師』という免許を持つあなただけの特権です。一般の主婦のパートの時給相場は東京でも900円前後です。1日7時間、週5日働いてやっと160万を超えるのです。
下に年収早見表がありますので、どのくらい働けばどのくらいの年収になるかを確認して働き方を決めるのが良いかと思います。

■ パート 年収早見表(1年間52週で計算の場合)

週1日勤務   週1.5日勤務   週2日勤務   週2.5日勤務   週3日勤務   週4日勤務   週5日勤務 



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