毒物や劇物を扱う業種の場合は、毒物劇物取扱責任者を設置する必要があります。
毒物劇物取扱者試験を受けて合格する、国が決めた学校にて応用化学の学課を修了している場合は、この責任者を名乗ることができます。
それに加えて薬剤師もこの責任者になることができるので、重宝されるケースも多いでしょう。
毒物や劇物を扱っている職場に転職をする際には、すでに毒物劇物取扱責任者の資格を有しているということになるので、比較的合格しやすいというメリットがあります。
この資格は決して目立つ資格ではありませんし、業務自体も派手なものではありませんが、毒物や劇物のような扱い次第では危険が発生するものを適切に管理するために必要不可欠です。
薬剤師の資格があると特に何をしなくてもなることができるので、薬剤師以外の職業に転職する際には積極的に活かしたいところです。
このように特に資格試験を受けなくても薬剤師資格があると得られる資格には毒物劇物取扱責任者以外もあり、麻薬管理者や食品衛生管理者、そして食品衛生監視員なども該当します。

上記したように薬剤師は、毒物劇物取扱責任者をはじめとした資格を取得できたり、仕事に就くことが可能ですが、現役の薬剤師の中にはあまり知らないという人もいます。
これについて知っていると転職の際にかなり有利に働くこと間違いありませんから、薬剤師資格があるとどういったメリットがあるのかを把握しておきたいです。
毒物劇物取扱責任者を設置すべき事業所には、販売店や工場、倉庫など多種多様あると思われ、今後も需要が減ることは考えにくいでしょう。
毒物劇物は人の命にかかわるものですし、大事故につながりかねないものなので、施設ごとの設置が義務付けられています。
これは国家資格に該当し、合格率は50％台と高い数字となっていますが、筆記による試験だけではなくて実施試験まであるので、薬剤師は免除されるというのはありがたいものでしょう。
よく薬剤師の資格があると潰しがきく、といわれますが、このような恩恵にあずかることができる点も魅力的です。
最近は薬剤師の転職合戦も本格化しており、常により良い条件を求めて新しい職場探しをしていますし、今以上の年収を確保できる職種探しに奔走している薬剤師も少なからずいます。
転職活動をする薬剤師の方は、毒物劇物取扱責任者という手があることも頭に入れておきましょう。