ワークライフバランスを実現したいママ薬剤師
家庭の時間と仕事の時間を両立させるワークライフバランスを実現したいママ薬剤師は、たくさんいらっしゃいます。

「小さな子どもがいるので、近所の職場に勤務したい。」「子育てに理解のある職場で融通の効く職場がいい。」「子供の送迎ができるように時間を調整したい。」「夫や子供の休日に合わせて休日を取得したい」、しかし、そう思っていても、現実はなかなか難しいという人もいます。ここでは、ママ薬剤師の仕事と生活の様子を紹介します。また、時短勤務についてもわかりやすく紹介していきます。


●時間に余裕がないママ薬剤師
薬剤師の仕事をしているママ薬剤師の木村さん、42歳。小学1年生の息子さんが一人と旦那さんと3人暮らしで東京の世田谷区に住んでいます。木村さんの最近の悩みは、ワークライフバランスが取れないことです。

その現状を聞くと、仕事帰りに木村さん自身も疲れていたりするので、家族で外食になりがちになってしまうようです。その分、栄養バランスが心配になっています。残業が多く、スーパーの出来合いの惣菜になってしまうのです。バランスよく野菜が取り入れたくても、そんな時間に余裕がない。そして、コンビニ弁当をついつい利用してしまうとのことです。料理はしたいけれども時間が無いと悩んでいました。

その原因として、勤務する薬局の勤務時間が長く、通勤時間が郊外から都心ということで時間がかかるということでした。また予測しづらい残業などが挙げられます。断るにも人材不足で断ることが現実的に不可能な状態だったのです。「家族を優先させるのか、仕事を優先させるのか」ということでいつも悩んでいるようでした。転職も考えているようですが、転職して本当に改善されるかどうかと考えるとなかなか転職するのにも、行動に移せないのが現状でした。


●ワークライフバランスを実現したママ薬剤師
2児の母親である芝浦さん(45歳)は、ワークライフバランスを実現している薬剤師の一人です。仕事の時間と家庭の時間をバランスよく保ち、時間的にも精神的にも余裕のある生活を維持しています。家族の時間としては、夕食の準備にも十分な時間があり、お子さんには栄養バランスのよい食事を提供しています。お子さんの大好きなハンバーグや、ロールキャベツを作ることもできます。

仕事の時には誰よりも一生懸命に行い、間違いない丁寧な仕事をしています。常に勉強を怠らず、薬剤の情報はもちろんのこと、医療全体の情報も収集しています。そして時間内に仕事をこなし、仕事の効率をアップさせることにフォーカスしています。

休日もしっかりと予定をたてることができ、1年に2回ほど家族で1泊2日の国内旅行に出かけられるようにし、家族の時間を大切にしています。芝浦さんはこの生活に満足している様子でした。


●法整備が整っている時短勤務をうまく活用する
時短勤務とは雇用状態が正社員である人に対して、通常よりも勤務時間より短く働く制度です。法律で定められた「短時間勤務制度」はどの会社にも設けられており、条件を満たせば、誰でも利用することができます。

会社で働く時間がフルタイムよりも短い時短勤務(短時間勤務)には、法に定められたものと、企業独自の判断で設けるものがあります。法律に定められた「短時間勤務制度」はどの会社にも適用され、条件を満たした人であれば誰でも利用できます。希望する場合には、会社の上司や責任者に一度相談してみましょう。

短時間勤務制度・・・事業主は、3歳に満たない子を養育する従業員について、従業員が申し出れば利用させなければいけない。勤務時間は1日6時間とされており、男性、女性ともに利用することができます。



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